許可後の在留カード更新:手続きと注意点

概要

在留カードは、中長期在留者(3ヶ月を超えて日本に在留する外国人)に対して交付される身分証明書です。有効期限は在留資格や個人の状況によって異なります。在留期間の更新許可を受けた後、新しい在留期間に対応する在留カードに更新する手続きは、法律で義務付けられており、適切な時期に行わないと罰則の対象となる可能性があります。この手続きは、在留資格の更新許可とは別の、カード自体の物理的な切り替えプロセスです。

適用対象・シナリオ

この手続きが必要なのは、以下のいずれかの条件を満たす中長期在留者です。

  • 在留期間更新許可を受けた方:現在所持している在留カードの在留期間満了前に、新しい期間の在留資格更新許可が下りた場合。
  • 在留資格変更許可を受けた方:新しい在留資格への変更が許可され、その結果、在留カードの記載事項(在留資格など)が変わった場合。
  • 在留カードの有効期間が満了する方:16歳未満で交付された在留カードは、16歳の誕生日から、それ以外の理由で交付されたカードは、在留期間満了日から、それぞれ有効期間が設定されています。この有効期間が近づいた場合も更新が必要です。

核心的な結論

  • 義務と期限:新しい在留期間・資格が許可された日、または在留カードの有効期間満了日から14日以内に、市区町村の窓口で手続きを行うことが法律で定められています。
  • 手続き場所:原則として、住居地を管轄する市区町村の窓口(住民課など)で行います。入国管理局の窓口ではありません。
  • 罰則:正当な理由なく期間内に手続きをしなかった場合、罰則(過料) の対象となる可能性があります。
  • カードの回収:手続きの際、古い在留カードは回収されます。

手続き・操作手順

ステップ1: 準備

  1. 必要書類の確認
    • 新しい在留カード交付申請書:市区町村の窓口に備え付けられている用紙、または公式ウェブサイトからダウンロードした用紙に必要事項を記入します。
    • パスポート
    • 現在所持している在留カード
    • 在留期間更新許可証や在留資格変更許可証(許可を受けたことを証明する書類)
    • 顔写真:縦4cm×横3cm、申請前6ヶ月以内に撮影された無帽、正面、無背景、鮮明なもの。詳細な規格は公式情報源で確認してください。
    • その他、市区町村によって追加書類(住民票の写しなど)を求められる場合があります。

ステップ2: 申請・提出

  1. 窓口への訪問:住居地を管轄する市区町村の窓口(通常は住民課や市民課)を訪れます。
  2. 書類提出:準備したすべての書類を窓口担当者に提出します。
  3. 本人確認:パスポートや古い在留カードで本人確認が行われます。
  4. 古い在留カードの提出:手続きの過程で、古い在留カードは回収されます。

ステップ3: 審査・確認

  1. 申請受付:書類に不備がなければ申請が受理されます。
  2. 新しい在留カードの受領
    • 通常、申請から2週間から1ヶ月程度で新しい在留カードが交付されます。
    • 交付の方法(窓口での受け取り、郵送など)は、各市区町村のルールに従います。受け取りの際には、パスポートなどの本人確認書類が必要です。
  3. 内容確認:受け取った新しい在留カードに記載されている氏名、生年月日、在留資格、在留期間、住居地などが正しいか必ず確認してください。誤りがある場合は速やかに窓口に申し出る必要があります。

よくある質問(FAQ)

Q1: 在留資格の更新許可と、在留カードの更新は同じ手続きですか? A1: 異なります。在留資格の更新許可は、これからも日本に在留するための「許可」を得る手続きで、入国管理局に対して行います。一方、在留カードの更新は、その許可を受けた後に、新しい情報を反映した「カード」に切り替える手続きで、市区町村の窓口で行います。

Q2: 14日を過ぎてしまったらどうなりますか? A2: 正当な理由なく14日を過ぎて手続きを行わないことは法律違反となり、過料の対象となる可能性があります。やむを得ない事情で遅れた場合は、できるだけ早く手続きを行い、その事情を説明する必要があります。

Q3: 手数料はかかりますか? A3: 在留カードの交付(更新)自体に手数料はかかりません。ただし、必要な写真の撮影費用などは自己負担となります。

Q4: 引っ越しをしたばかりですが、どこで手続きすればいいですか? A4: 新しい住居地の市区町村の窓口で手続きを行ってください。その際、住民票の異動手続きが完了していることを確認してください。

Q5: 更新手続き中、古いカードは返してもらえますか? A5: 原則として返却されません。手続きの際に回収されます。新しいカードが交付されるまでの間は、申請受付証明書などが身分証明の代わりとなります。詳細は窓口で確認してください。

Q6: 有効期間が残っている在留カードでも、許可後は更新が必要ですか? A6: はい、必要です。たとえ古いカードの有効期間が残っていても、新しい在留期間や資格が許可された場合は、その情報を反映させるためにカードを更新しなければなりません。

リスクとコンプライアンス

  • 期限厳守:14日以内の手続きは法的義務です。怠ると罰則のリスクがあります。
  • 虚偽申告の禁止:申請書類に虚偽の記載をすることは重大な違法行為であり、在留資格の取消しや強制退去の対象となる可能性があります。
  • 常時携帯義務:16歳以上の中長期在留者は、在留カードを常に携帯することが法律で義務付けられています。更新手続き後は、新しいカードを携帯してください。
  • 住居地変更時の届出:引っ越しをした場合は、14日以内に新しい市区町村で住居地の届出(転入届)を行う義務があります。在留カードの更新手続きとは別の手続きです。

免責事項: この記事は一般的な情報提供を目的としており、個別の事案に関する法的助言を構成するものではありません。手続きの詳細や要件は変更される可能性があります。実際の手続きを行う前には、必ず出入国在留管理庁またはお住まいの市区町村の窓口の最新の公式情報を確認してください。

参考と出典

関連トピック

無料で始める見積作成